PGT-A バイオプシー技術とラボ環境整備(第17回東海ARTカンファレンス)
渡辺 真一

 

2019年より日本産科婦人科学会PGT-A多施設共同臨床研究が開始され、多くの施設でPGT-Aが行われている。ART施設で要求される技術は、バイオプシーおよび生検細胞のチュービングが主となる。

PGT-Aのためのバイオプシーは、現在ではTE数個の生検が主流となっている。TE生検手技はこれまでフリック法、レーザー+吸引法等が考案されているが、どの方法が最も優れているというようなエビデンスはない。通常使用される範囲のレーザー使用は生検細胞の検査結果に影響しないとの報告があるが、過度のレーザー使用は胚盤胞自体に有害な可能性があり、また多数のTE採取は移植妊娠率を低下させるため、生検技術は検査結果のみならず妊娠・出産の成否に対しても極めて重要である。生検の前に透明帯を開口するタイミング等も施設により考え方が異なる。今回は当ラボでの基本的なバイオプシーの手技と流れを紹介したい。

なお、胚バイオプシーはこれまでの培養室業務に追加される業務となるため、症例数によっては他業務を圧迫する。業務の大幅な増加はスタッフの疲弊や各業務の劣化を招くため、そうならないよう業務の流れを整えることや、場合によってはスタッフ増員の必要もあるかも知れない。施設長およびラボ管理者はこの点を考慮してPGT-Aを実施するべきである。

 
2021.03.11
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